飽和しまくってる最近のソシャゲって面白いのか?【その4】です。

先日のブループロトコルはクオリティは十二分で、グラフィックや世界観が素晴らしく、ゲーム性はそこまで面白い要素は無かったものの“出来る事”に可能性を感じる作品だった。

最後に評価していくのはドラゴンクエスト チャンピオンズ、略称はドラクエチャンプ。個人的に期待と不安半々のゲームだったが、その予感は悪い方に的中してしまった

①ブラッククローバーモバイル 魔法帝への道 The Opening of Fate
②かみながしじま ~輪廻の巫女~
③BLUE PROTOCOL
④ドラゴンクエスト チャンピオンズ

今回は④ついて感想を書く。

④ドラゴンクエスト チャンピオンズ

ジャンルは乱戦コマンドバトルRPG。開発はおなじみSQUARE ENIXと信長の野望、無双シリーズで有名なコーエーテクモゲームス

おなじみスクエニもゲームであるが、コーエーテクモヒーローズシリーズにも携わっているので、本作にもノウハウが生かされている。他にも無双シリーズ仁王NINJA GAIDENなども手掛けている会社であり、アクション面は問題ないと思われるが、スクエニ産のスマホゲームというのが不安である。

 

いつものドラクエにはならなかった

=総評★1=

ドラクエに関しては毎回モンスターデザイン、BGMやSEは完全に使い回しされているので、代わり映えはしないもののクオリティは問題ない、はずだった。

肝心の試みであるバトルロワイヤル方式が完全に滑ってしまった本作。結果、botだらけのなんちゃって闘技大会。不意討ちしても課金差で蹂躙されるPayToWin方式のゲーム性。攻撃しようとして腰を屈める腰痛系主人公。大会をなぞるだけの薄いストーリー。同じ防具が出続ける闇鍋ガチャ。と惨憺(さんさん)たるものだった。

ドラクエタクトなんかもかなり酷評されてはいたが育成による面白さはあった。今回はレベルを上げてメダルを集めるだけである。これだったら大会要素いらなくないかな。


▲バトル画面。ドラクエらしさはあんまり感じられない

魔物に支配される人類

今後のストーリーで明らかになってくるのかもしれないが、ドラクエチャンプの世界では人間は魔物に支配されている

というのも大会を仕切っているのがちょけ気味のドラキーであり、争っているのは大会という体裁を取っているものの人間同士だからだ。

▲お前ら(プレイヤー)、人間同士で争って、なにやってんの?

まあ、しっかりとした設定があるのか何も考えていないのか分からないが、現状大会を仕切っているのが魔物というのは面白いので、あっと驚くようなどんでん返しなどには期待したい。

▲ちなみに大会エントリー画面に出てくるのは女性である。どうせならここも魔物にやらせてやれ

 

優勝できるかは課金したかで決まる

ドラクエは複雑なアクションが無い分、プレイヤーの腕よりも装備の性能が全てであり、不意討ちなどのシステムはあるものの結局はターン制の殴り合いである。

RTAなどでは、相手のルーティンを調べ、読み切ったうえで低レベルクリアや裸装備クリアなどの楽しみ方が確立されているが、本作は人間対人間のPvPなのでそうはいかない。出会いがしらは不意討ち上等真っ先に厄介なロールを攻撃してくるし、高ランク帯では最善の動きが基本となってくる。ともすれば、結局は課金したほうが勝つのは明白であり、PayToWin方式のゲームと同じである。

新しい装備でインフレを繰り返し、勝つために課金して、それを繰り返す鼬ごっこの何が面白いのか?よくわからない。

 

不意打ちが強すぎる

戦力差が拮抗すれば面白い試合になるのかといわれればそうではない。不意討ちが強すぎるのだ。

不意討ちを決めれば先制ターンを取れるうえに、今作は前もって必殺ゲージを溜めておけるので先制を取った側がほぼ100%勝つようになっている。

運よく逆転という展開はあるかもしれないが、乱入システムと相まって公平な戦いになること自体が少なくないので負けるときは理不尽に負けることが多い

 

誤タップを誘発するボタン配置

リアルタイムで競い合うゲームなのにもかかわらず、UI全般が非常にテンポの悪い作りとなっている。

その一つがボタン配置であり、リアルタイムで競い合うゲームなのに誤タップを誘う配置となっている。具体的に言うとスキル道具のアイコンの位置が左下という点。一番押しやすい位置にあるアイコンが一番どうでもいいスキル道具なのだ。

▲アタックを押そうとしてスキル道具を押してしまう。スキル道具とダッシュの位置を入れ替えろ

また、ほかにも気になる点はあり、道具はショートカットで即時使用できないし、持てる数に限りがあるのでその場で整理する必要がある。他のプレイヤーが動き回っているその場でである。



いつものドラクエガチャ

ドラクエのガチャはドラクエタクトの様な魔物が排出されるゲーム以外は、そのほぼすべてが部位ごとが排出される仕組みとなっている。具体的には武器、兜、防具上、防具下、盾の5種類である。装備のシリーズによっては盾が無い場合もあるが、ガチャはそれらを均等な確率で割ったものが排出される。端的に言って地獄である。

プレイヤーは基本的に武器が欲しいのであって、武器を引き立てるために防具が存在すると言える。例を挙げるとデイン系のギガスラッシュを使える勇者の剣、デイン系の攻撃力が上がる勇者の衣等。

しかも、運よく出た防具上が延々と被り続けるような事態も十分に考えられるので猶更たちが悪い。最高レア率7%といっても結果的にはピックアップ率の0.5%しか当たりが無いと言っても過言ではない。

本作は競い合う対人戦がメインなだけあり、強力な武器が手に入らなければ舞台に立つこともままならないので、その点も噛み合って最悪のガチャシステムとなっている。

 

総評、追いつきたくても追いつけない鼬ごっこゲーム

=総評★1=

グラフィック
★★

ゲームシステム

ストーリー
★★

UI
★★

操作性
★★

ドラクエ感

課金圧
強い

どれもこれも滅茶苦茶ひどく遊べないというものではなかったものの、どれもが低水準で面白さにつながっていないという印象の今作。特に対人戦メインなのに、課金圧が高くガチャシステムがドラクエ方式の闇鍋ガチャというのが気に入らなかった。

グラフィック面はドラクエウォークなどとそこまで変化があるようには見えないがドラクエであればこの程度で十分だろう。崩壊スターレイルなどと比べると大きく劣るがドラクエに美麗さはそこまで求めていない。

ストーリーに関しては序盤しかやっていないのでわからないがいつものドラクエという感じ。ヒロインが自分では戦わないのに戦闘狂な感じがちょっと気になるがこんなものだろう。正直薄味過ぎて面白くはない。

課金圧はスクエニのゲーム全体に言えることだがかなり強め。結果、人がいなくなり、インフレが強まり、さらに人が減り、悪循環を生んでさっさとサービスを終了するのだからお笑い種だがいつものスクエニという感じである。学んでいないのだろうか。

今後は過去作のドラクエで考えるなら上級職等が登場するのだろうが、上級職が登場したからといって何が変わるでもなく、自分が強くなった分だけ相手も強くなるので何も変わらない

今までにないドラクエという事で注目を集めた本作だが、そもそもドラクエユーザーはこういった対人要素があるゲームをそこまで求めていないはずだ。

例えば、本作のゲーム性をベースに半オープンワールド方式で、いつもの様に魔王から世界を取り戻すという形で良かったのではないだろうか。実際の評判を見てもあまりいい噂は聞かないし、もうリアルの人間同士を競い合わせてお金を落とさせるゲームシステムは古いわけだ。

正直なところ今回のようなソシャゲを作りこむのであれば、ドラクエ3リメイクの企画などを進めてほしい。ちなみに2023年7月現在では発売日は未定である。それでは。