飽和しまくってる最近のソシャゲって面白いのか?【その1】です。
日本に帰り5連休が取れたので1日だけ使って最近のソシャゲを適当にやってみた。
触ってみて簡単に思ったことを感想として書いてみようと思う。
プレイするのは
①ブラッククローバーモバイル 魔法帝への道 The Opening of Fate
②かみながしじま ~輪廻の巫女~
③BLUE PROTOCOL
④ドラゴンクエスト チャンピオンズ
この4作品
今回は①ブラッククローバーモバイルについて感想を書く。
①ブラッククローバーモバイル 魔法帝への道 The Opening of Fate
最初は人気漫画ブラッククローバーを題材としたソシャゲ。
長ったしいサブタイトルをひっさげた今作、開発は2020年10月に韓国で設立したVIC GAME STUDIOS。
制作しているゲームのクオリティは高く、公式サイトはかなり気合が入っていて一見でやってみたくなる魅力的な作り。
アスタ落書き。熱血主人公はやっぱりカッコイイ
キャラ部分は問題なしだがストーリーはイマイチ
=総評★★★3点=
まず評価点としてデザイン部分。3Dモデリングはしっかりとつくられており、表情や細部の演出など、ムービーシーンのクオリティもスマホゲームとしての水準は満たしている。
ただ、肝心のストーリーについては原作をそのまま3Dゲームに落とし込んだような形。これについてはDアニメストアなどのサブスクで見れば事足りるので、ただ原作準拠に追走するだけなのは非常に残念。全く知らない人にとってはありがたいかもしれないが、クオリティが高く原作に忠実である分、原作ファンからすれば退屈だろう。
なので、マップのクオリティが高くてもこれからの展開が解っているということもあり、驚きや期待といった感情が湧いてこない。これはもったいない。
せっかく1から作るのであればコードギアスのソシャゲ、ロストストーリーズのようにプレイヤーを介入させるべきだろう。これならプレイヤーの介入で正史にどう変化を及ぼすのか?という期待や、プレイヤーの選択でアスタたちの好感度などが変化すればゲーム性も増すし、プレイヤーとの会話というゲームならではの展開も面白い。
これからイベントなどでオリジナルの展開をするのだろうが、イベントの頻度、クオリティで根付くかどうか今後が決まってくると思う。
UIが終わってる
少しやってみて一番気になったのが“メインメニューが分かりづらい”という点。これは慣れといわれたらそうかもしれないが、他のゲームと比べて見てもミッションがどこにあるか分かりづらいし、いちいち押して確認するのも面倒くさい。幻塔など中韓制作のソシャゲにありがちであるが、もっと直感的に操作できるようにはできなかったのだろうか?
あと日課というかデイリークエスト関連が重すぎる。とても片手間でやるようなものじゃない。
ゲーム部分はどこかで見たようなアレ
ゲーム部分はスタミナを払うクエスト式でオート有りのコマンド系とこれまた面白くない。
タッグを組んで放つ“協力スキル”という独自性を出しているものの、ソシャゲはインフレが基本なのでこの辺りは大味。結局は戦力(課金)がモノをいうという事になる。(課金キャラが)協力して出すタッグ技は強い。そんなの当り前である。
しかも、課金or運よくSSRを人数分揃えたとしてもなぜかゲーム内でキャラ指定がある為、好きなキャラで攻略とはいかない。この手の制限はガチガチに育成済みの強いキャラを貸出しとかならわかるが、使いたくもない未育成のキャラというのだから残念だ。FGOとかでもマシュ固定とか非難されているが指定するなら百人力といえるレベルの強いキャラをくれ。
▲SSR3人引けても使えるのは2人だけとかざら
また“邂逅の扉”というゲーム内コンテンツをクリアするとガチャ産のキャラがもらえるが、結局はコレありきでバランス調整がされるのは明白であり、あまり恩恵を感じることが出来ない。でもまあ、キャラがもらえるという点だけで見れば魅力的な要素でもあるかも。引き運よわよわでもコツコツ強くなる実感が持てるのでモチベにも影響するからね。
あと、ゲーム内でスピードが出来るとかこれは正直要らない。本当に要らない。出すにしても違うゲームアプリとして出してほしい。少しだとしても容量の無駄である。
というのもスマホは近年値段が上がる一方で、簡単に買い替えるというのが出来なくなったご時世に、“ボリュームを増やそうというだけの理由でいらない機能を追加するのは良くない”と思うからだ。スマホアプリは面白さはもちろん、入らない機能を削り容量を少なくする事も考えてくれ。
総評、面白くはないけどこれから次第
=総評★★★3点=
グラフィック
★★★★★
ゲームシステム
★★
ストーリー
★★
UI
★
ブラッククローバーらしさ
★★★★
課金圧
現時点では判断不可
総評としてはどっちつかずの★3点というわけだが、良い部分と悪い部分がはっきりしている評価であるので、ダメな部分を直せばいい話である。白猫プロジェクトの様にそのままでよかったものをアップデートの度に改悪する、なんてことになれば最悪だが、“改善は基本的には良くなる修正”である。ちなみにリセマラはいらないと思う。
グラフィックは前述したように会社と3Dの強みが作品に現れていてとてもビジュアルに魅力のある作品だと云える。
ストーリーに関してもイベントなどでいくらでも魅力を広げられるし、ゲームシステムはここから大きく変えるのは難しいが何らかのテコ入れを期待したい。具体的に言うともう少しテンポが良いと良い。
▲3ウェーブバトルとか正直いらない
UIなんかはもう少し売り上げ上位の作品を参考にしてほしいが、要するにまだまだ面白くなる要素や可能性が十分にあるわけである。SNSのようなネット上では役に立たない無益な意見が大半だが、改善点を思案してもらい、それをすぐに反映できるのもソシャゲの魅力の一つでもあるからだ。
巷ではブラッククローバーはナルトのパクリと云われているが、この程度の類似なら他でも散見できるので言いがかりといえる。
長寿漫画、アニメにありがちな冗長な展開があまり好きではないので追ってはいないものの、キャラクターが生き生きとした魅力的な作品なので『ブラッククローバーモバイル』ついては今後に期待したい。諦めないのが俺の魔法だ!
原作を少しは見ているのでストーリー部分は全く真新しいところが無く面白みがなかったものの、作りこまれている部分は光っているので現状評価として★3とした。それでは。